芸術の秋を彩る「高知県芸術祭」が14日に開幕しました。15日のメインイベントでは、1800年代前半に作られた楽器を使ったコンサートが開かれました。

高知県と高知県文化財団が毎年秋に開催し、今年で74回目を迎えた県芸術祭。

15日のメインイベントでは、県出身のチェリスト山根風仁(やまね・ふうと)さんと、妻でピアニストの友紀(ゆき)さんが共演し、コンサートが開かれました。

今回の演奏で使われたピアノとチェロは、1800年代前半に作られたものです。

現代のピアノやチェロと違い、ピアノには金属が使われておらず、チェロの弦は動物の腸を使って作られています。

訪れた人たちは普段とは違った音色で奏でられる2人の演奏に酔いしれた様子でした。

(訪れた人)
「優しくて明るい、温かい音だなと思った。チェロとピアノをそれだけで聴いたことはあまりなかったが、珍しい楽器をこの季節に聞かせていただいてとってもよかった」

県芸術祭は12月15日までで、期間中は、県内各地で様々な催しが予定されています。

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