広島市安佐南区にある小学校の児童たちが、地元の伝統野菜「祇園パセリ」の種をまきました。

広島市安佐南区の春日野小学校です。学校では、毎年、3年生が総合的な学習の時間で地元の伝統野菜祇園パセリを栽培しています。パセリの種は、先生役の農家が自分の畑で取ったものです。

農家 庄田俊三さん
「毎年7月くらいにいい株の種を取って、ずっと種をつないで、伝統的にまいていくと」

児童たちは、パセリの種を指でつまんで、少しずつ畑にまきました。

児童たち
「自分が育てたパセリを食べておいしいか、試してみたい」
「(楽しみは)みんなで食べること」
「唐揚げが好き」

祇園パセリは70年ほど前から祇園地区でつくられていて、今も20軒ほどの農家が栽培しています。生で食べてもおいしいパセリとして根強い人気があるそうです。

農家 西本照子さん
「子どもがすごく興味を持って種も観察してくれますし。将来ね、そういう興味持って後継者が1人でも出てくれたらいいなという希望はあります」

パセリは11月ごろに収穫し、給食の材料として使われる予定です。

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