福島市の真ん中に、ご飯を押し型で盛ったような姿の山があります。
標高約270mの「信夫山」です。

福島市のシンボルとして市民に愛されている信夫山には、猫を祀った猫稲荷があります。

歴史を紐解きます。昔、福島市を中心とした県北地方は養蚕が盛んでした。
蚕(かいこ)を食い荒らすネズミは農家の大敵。
そこで、養蚕の守り神としてネズミを退治する猫を祀ったと伝えられています。

猫稲荷に隣接する古民家が信夫山の環境整備事業でリフォームされたこともあって、最近、猫好きが多く訪れるようになりました。

毎月欠かさず参拝しているというご夫婦は「我が家は猫中心の生活。」と猫好きぶりを打ち明けていました。

また、仙台からはるばる来たという若い女性は、「猫稲荷があることを聞き、ネットで調べて来た。」と話していました。

参拝客が増えたことから、今年2月から毎月22日、「にゃんにゃん」の日として「信夫山猫まつり」が開かれています。

祭りの仕掛け人、NPO法人ストリート福島の山尾理事長は、「ここ信夫山を猫好きの聖地にしたい」と話しています。

「猫まつり」では、古民家で出張カフェが営業。

猫の頭の形にご飯が盛られた「カレーニャイス」やクッキー、コーヒーなどが振る舞われます。

また、記念グッズとして、猫稲荷の御朱印、絵馬、キーホルダーなどの記念品が販売され人気を呼んでいます。

猫稲荷の袂には、参拝者が持参した愛猫の写真が飾られています。

写真には、「いつまでも元気に」といったメッセージが書かれ、飼い主の愛情を感じさせています。持参した写真は、1000円支払うことで掲示することができます。

「信夫山猫まつり」。次回は9月22日(日)の午前10時から午後3時まで開かれます。※駐車場は、「信夫山ガイドセンター」前の供用駐車場を利用

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『ふくしまSHOW』
(福島県域 水曜よる7時~)
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