台風10号の5日先予想進路(24日9時現在)

 台風10号は24日、マリアナ諸島を北上した。発達しながら日本の南に進み、27日から28日ごろにかけて西日本や東日本に接近する見込み。勢力を維持したまま上陸し、さらに北上して北日本にも影響する可能性がある。接近に伴い次第に雨や風が強まり、西日本から北日本で大荒れの天気となる恐れがある。進路予想にはまだ幅があり、気象庁は最新の情報を確認するよう呼びかけている。

 JR東日本は24日、台風10号の接近に伴い、上越、北陸新幹線を中心に、東北、山形、秋田の各新幹線の全線や一部区間で、27~28日にかけて運休や遅れが出る可能性があると発表。JR東海と西日本も既に東海道・山陽新幹線で27、28日を中心に計画運休や長時間の運転見合わせの可能性があると発表している。

 また気象庁は、北日本と西日本で24日、東日本で25日にかけて落雷や突風、ひょう、局地的な非常に激しい雨に注意が必要だとしている。太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になるという。

気象庁の庁舎

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