広島市の安佐動物公園は、飼育しているマルミミゾウが妊娠したと発表しました。

安佐動物公園によりますと、ことし4月ごろからマルミミゾウのメイ(推定25歳)のホルモン値に異変が見られるなど妊娠の兆候があり、8月14日にエコーによる検査をしたところ、胎仔(たいし)が確認できたということです。

提供 安佐動物公園

マルミミゾウはアフリカに生息する希少なゾウで、国内で飼育されているのは安佐動物公園にいるメイとダイのみだといいます。メイは推定2歳だった2001年に西アフリカのブルキナファソから来園しました。

安佐動物公園ではおととし、山口県のサファリランドから雄のダイを借り入れ、発情時期を予測しながら同居を実施するなど、繁殖を促してきました。

提供 安佐動物公園

安佐動物公園にとってもゾウの妊娠は初めてのことで、エコー写真の確認にも高度な技術が必要なため、県外の専門家に画像を送って確認してもらったということです。

ゾウの妊娠期間は通常20か月あまりだということで、メイは2025年8月から10月ごろに出産をする予定です。

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