“土佐の小京都”で受け継がれている夏の終わりの風物詩、『大文字の送り火』が19日夜、高知県四万十市で行われました。
四万十市間崎地区の『十代地山(じゅうだいじやま)』で行われる『大文字の送り火』。旧暦の7月16日に行うのが習わしで、19日夜も集まった当番集落の住民達が大の字を書く順で薪の束に火をつけていきました。この行事はかつて幡多を治めていた一條房家が京の都を懐かしく思い、父・教房や先祖を供養するため始めたと言われています。
(訪れた人)
「きれいです」
「今年、初盆なので、ちょうど雨で心配していたんですけど実際に見られて良かったなと思います。夏が終わりだなっていう感じがします。」
やがて闇夜に炎の大の文字が浮かび上がりました。往く夏を惜しむように行われる『大文字の送り火』。この行事が終わると“土佐の小京都”にも秋が訪れるとされています。
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