パリオリンピック・レスリングで2人の金メダリストを輩出した櫻井優史(さくらい・ゆうじ)監督が、15日、オリンピック後初の練習に臨みました。

「高知レスリングラブ」の櫻井優史監督は、パリオリンピックを制した櫻井つぐみ選手と清岡幸大郎選手を、先日まで現地で応援していて、15日が帰国後初の練習です。

(櫻井優史 監督)
「『もう1回、頑張らないかんな』という思いを持って来ました。やっぱり、ちょっと、どこかホッとしたり満足したりするところがあるんですけど、今の子どもたちにとっては今が大事なので…」

櫻井選手、清岡選手とも、優史さんが立ち上げたこのクラブで3歳の頃からレスリングを続けていて、帰省時に顔を出す“良き先輩”です。そんな2人の快挙達成に後輩たちは…

(高知国際高校3年 下田瑛太 選手)
「まさか、本当に2人で優勝すると思っていなかったので、びっくりしすぎて驚いたのと、『自分たちもこれから頑張っていこう』と、きょうから気合を入れてやっていこうと思います」

(高知国際高校3年 米津秀亮 選手)
「2人が金メダルをとってくれて、クラブには今“良い流れ”がきていると思うんですけど、幸大郎さんつぐみさんが作ってくれた“流れ”に全員が乗り切れるように、これからレスリングに励んでいきたいと思います」

そして、2人の快挙を目の当たりにした櫻井監督から、熱い「メッセージ」が…。

(櫻井優史 監督)
「君らは、他の選手よりも“得”だよ。他のチームの選手よりも“得”。そういう“見本”があったわけだ。『2人がどういう成長をしてきたか』ということがわかるわけだ。しっかり、お前たちが本当にそのレベル(五輪)を望むのであれば、そこに到達できるような取り組みをしないといけないし、ダメならダメで直していかないといけないし。それをやるのは自分だよ。上手くいかないことも、あるよ、これからも。だけど、ちゃんと1つ1つそういうのを解消して、ちゃんと向き合って、しっかりやっていく」

「ダブル金メダル」の追い風を受け再始動したクラブから、次の“金メダリスト”の誕生が期待されます。

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