41市町村のさまざまな魅力をお伝えする「わがまちLink41」。
西原町が県内トップの生産量を誇る、ある食べ物の魅力に迫ります。
西原町民の女性
「住みやすい所ですね。緑があるし、落ち着いて」
西原町民の女性
「アクセス、どこにでも近い、行きやすいというところですかね」
西原町民の男性
「人々がみんな優しい所じゃないですかね」
西原町民の女性
「スーパーの店舗があちこちにあるし買い物が便利ですし」
住みやすく「文教のまち」と知られる西原町。生産量県内1位を誇るある食品があります。観光まちづくり協会の笹倉さんに伺いました。
西原町観光まちづくり協会 笹倉絹代さん
「実はですね、多分住んでいる方も分からないとは思うんですけど、西原町は、工業団地がありまして、その中にですね、豆腐を作る会社が、何か所かあります。もともと西原町内に豆腐屋さんが5か所くらいあるので、豆腐の製造、実は1位なんです」
西原町は島豆腐の生産量が県内トップ!その証拠に、スーパーで売られている豆腐の半数以上の生産地は…「西原町」。
西原町では、10月2日を「とうふの日」と定め、イベントも実施しています。
40年前に西原町で創業した、老舗の「玉城豆腐店」。
独自の製法で、豆乳の濃度を濃くし、塩分を控えめにすることによって、大豆の味が引き立っているのが特徴です。食感を大事にしているということで―。
下地ゆみな ディレクター
「とっても味が濃くて美味しいです。大豆の甘みを感じます!」
豆腐作り一筋31年。工場課長に、こだわりを伺いました。
玉城豆腐店 大笹キヌ子 工場課長(入社31年目)
「食べたときに、すこ~し大豆の味がする。残ってる。それと甘みがある。これにずっとこだわってきています。孫たちがわかるんですよ。『これ、ばぁばぁの豆腐じゃないよ』と言うぐらい、うちの豆腐を大事に食べてもらっているので、お客さん1人1人に想いが届くよう、これからも作っていきたいなと思っています。」
大豆の甘みひきたつ島豆腐。この豆腐を使った味噌汁を味わえる店が、ことし那覇市にオープンしました。
ことし2月、玉城豆腐の味にほれ込んだオーナーが、「みそ汁屋さん」を那覇市松山にオープンさせました。
そして、玉城豆腐とほぼ同じ時期に創業した池田食品。池田食品といえば…
移動販売!糸満市から読谷村まで、各地にあちこーこー豆腐を届けています。
もともとスーパーで売っていましたが、残ってしまうと全て「廃棄」されてしまうため、9年前、移動販売を始めました。
商品はなんと、60種類!
池田食品 城間一史 さん
「池田食品のオススメ商品は、こちら、『あちこーこーの島豆腐』です。僕たちは作りたてをお客さんに運ぶので、あちこーこーが一番のウリですね。国産の大豆を使用しているので、それでリピーターの方が結構います。」
「県産のにがりと塩」をつかっているのもこだわりの1つ。昔ながらの、生絞りの自窯製法で作っています。
下地ゆみなディレクター
「ぷるんぷるんしていますよ~。ごく滑らかで、やわらかいです」
豆腐の魅力を伝えようと、スイーツやおかず、燻製に食べるラー油など、様々な工夫をしています。
これまでの概念にとらわれず、新しい発想で島豆腐を販売する仕掛け人が、池田食品3代目社長の瑞慶覧宏至さん。沖縄県豆腐油揚商工組合の理事長も務めています。
池田食品3代目社長 瑞慶覧宏至さん
「沖縄人って、主食として豆腐を食べていた文化があって、豚と芋とお豆腐。これが主食。昔ながらのソウルフードと言われるもの。だから、沖縄の人は(豆腐を)週に2~3回食べられる」
「ゆし豆腐」を1分間で何杯食べられるかを競うということで、私も体験してきました。
結果は16杯。隣のこどもたちより5杯も多くたいらげてしましました。
池田食品3代目社長 瑞慶覧宏至さん
「やはり西原町は、島豆腐のナンバー1ということをみんなに知ってもらいたい。
もっと島豆腐が食卓にでるように努力していきたいなと思っています。」
西原町を訪ねると、島豆腐を愛する人々と出会うことができました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。