8月8日に南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されたことを受け、高知県内の観光地や交通機関への影響が続いています。

高知県北川村のモネの庭マルモッタンでは現在、スイレンが見頃を迎えていて、水面には色とりどりの花が咲いています。

2024年は水温が上がっているせいか、梅雨の時期しか見られないハスの花もまだ楽しめます。

例年、今の時期はお盆休みのかき入れ時でもある県内の観光施設。観光客の中には、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の影響を身近に感じながら訪れたという人もいました。

(愛知から訪れた人)
「本当は20名弱くらいの(観光)団体だったが、南海トラフ(臨時情報)の関係で地震が怖いということで、3分の2の方がおやめになって我々は4、5名でバスに揺られてきました」

モネの庭によりますと8月10日と11日の来園者は、1日あたり250人ほどで、   見込んでいた人数の半分程度だったということです。

(北川村モネの庭マルモッタン 牛窓孝寿さん)
「自然のことであらがえない。ただ、だからと言ってこちらの営業をやめるわけではなく、避難経路をご案内するだったり、もしそういったことが万が一起きてしまった場合のときもお客様に心配をかけないようにしっかり誘導できるように準備をしています」

また、土佐くろしお鉄道では、臨時情報が出た際、乗客の安全を確保するため、津波浸水区域の区間を運休、または徐行運転することを決めています。このため12日まで、ごめん・なはり線安芸ー奈半利間で全ての列車を運休。13日から一部列車の運転が再開されましたが、上下合わせて24本が運休、または部分運休しました。

(乗客)
「買い物とかがなかなか行けないっていうところですよね。使いたくても使えないってところが不便でした」

(土佐くろしお鉄道 安芸事務所 鈴木勝也 所長)
「花火、よさこいとたくさん楽しみにされていたお客様もいらっしゃったと思います。お客様には大変ご迷惑などをおかけしていると思っている。ただ、お客様の安全第一ということを考えて運行しているのでご了承いただきたい」

ごめん・なはり線の運休や部分運休は14日も続きます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。