間もなくゴールデンウィーク。シリーズで宮崎県内の観光地の懐かしい映像と今の姿をお伝えします。

1回目は、宮崎市の「こどものくに」です。
時代とともに姿を変えてきた「こどものくに」の新たな魅力とは?

ピーク時の年間入園者数は165万人

長年、県民に親しまれてきた宮崎市青島の「こどものくに」。

開園したのは、今から85年前の1939年です。
1963年には、砂漠の散策をイメージしたラクダが仲間入りし、一躍人気者に。

そして、ピーク時の1971年には、年間入園者数が165万人にものぼりました。

さらに、1990年代には、観覧車やジェットコースターなどの大型遊具が登場。多くの家族連れでにぎわいを見せました。

しかし、その後、少子化や娯楽の多様化から来場者数は徐々に減少。
また、大型遊具は老朽化などで撤去されることになりました。

こどものくにビルドアッププロジェクト

こうした中、「こどものくに」を運営する宮崎交通は、おととしから県内外の企業と協力して「こどものくにビルドアッププロジェクト」をスタートさせました。

オーストラリア発祥のオーガニックコーヒーショップなど、新しいお店が次々とオープン。

こちらは主に綾町産の野菜や果物を販売している店舗です。

(宮崎交通不動産部 西久保竜蔵部長)
「マルシェといいまして、季節のお野菜とか、季節のフルーツとお野菜使ったスムージーとか、新鮮なジュースなどがここですぐ作って楽しんでいただける、そういったお店になってます」

さらに、2階には自家製の焼き立てパンを提供しているベーカリーのほか、勉強や仕事などで使うことができるコミュニティラウンジもあります。

(宮崎交通 西久保竜蔵さん)
「コーヒーをお買い上げいただいたり、ドーナツをお買い上げいただいて飲食していただくことも可能です。街中で仕事をしてらっしゃる方がアイディアに煮詰まったりすると、ここにきてここのロケーション感じながら、新しいインスピレーション得ていただいて仕事がはかどる、そんなことに使ってもらったらいいと思います」

(来場者親子)
「小さいころに来て以来、あんまり行ってなかったんですけど、すごく変わっていて、ちっちゃい子どもが遊べるスペースもいっぱいあったので、すごい過ごしやすくて来てよかったです」
「たのしかった」

「手ぶらでキャンプ」を楽しむことができる新エリア

そして、ゴールデンウィークの後にグランドオープン予定の新エリアが、木漏れ日が降り注ぐ「FOREST CAMP AREA」。
「手ぶらでキャンプ」を楽しむことができる施設です。

(Libertyship 島立純子さん)
「テントが3種類あるんですけども、こちらがまず、『サファリテント』という一番大きなものになっております」
(記者)「大きいですね」

さっそく中を見せてもらうと・・・

テントの中は、ふかふかのマットレスや冷蔵庫、それに冷暖房も完備されています。

(Libertyship 島立純子さん)
「特徴としては、全部手ぶらで来れるように完備されているテントになっています。普段、キャンプが苦手とか、ちょっとアウトドアあんまりというような女性の方とかご家族連れの方も気軽に来ていただけるテントとなっております」

また、別のテントには違った魅力が・・・

(Libertyship 島立純子さん)
「こちらのテントの推しは、なんといってもやっぱり、川が見渡せるポイントとなってます」
(記者)
「もう素晴らしすぎる!この景色、癒されますね」

こちらでは、テントからせり出したデッキで景色を楽しみながらくつろぐことができます。

時代の流れとともに姿を変えてきた「こどものくに」

エリア内には、昔からこどものくにを見守ってきた「シンボルツリー」があり、ツリーを囲うように設置されたデッキでは、今後、イベントなども行われることになるということです。

(宮崎交通 西久保竜蔵さん)
「かつて、ここで楽しんで大人になっていった我々くらいの世代の方々が、お子様だったり、お孫さんだったりを連れて、また、新しい『こどものくに』を発見していただければと思っております」

時代の流れとともに姿を変えてきた「こどものくに」
今後の進化にも注目です。

「こどものくに」というと、「バラ園」ですが、ゴールデンウイーク期間中にちょうど見頃を迎えるということです。
お出かけの参考にされてはいかがでしょうか?

※MRTテレビ「Check!」4月23日(火)放送分から

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