大手不動産会社が毎年行っている市町村の住み心地に関するアンケート調査の結果が公表されました。
宮崎県内では、三股町が5年連続で1位、門川町が去年の4位から順位をあげて2位にランクインしました。
三股町と門川町は、どんな点が評価されたのでしょうか。

大手不動産会社・大東建託は、市町村の住み心地に関する調査を毎年実施していて、生活の利便性や治安などの8つの項目で住民に評価を聞きました。

県内で5年連続で1位となった三股町は、「生活の利便性」と「行政サービス」、それに「物価家賃」と「防災」の4つの項目で1位となりました。

(大東建託賃貸未来研究所 宗 健 フェロー)
「(三股町は)都城市の中心部にほぼ隣接してますから、都市機能の利用と独立した政策ができるというようなところで評価が高くなっているんだと思います」


また、三股町は子育てに関する支援が充実していることから、子育て世帯の移住も多く、15歳未満の人口の割合が17.3%と県内で最も高くなっています。


(三股町民)
「子育てはしやすいかもですね。元々三股じゃないので、それでもずっと住んでる。よそにいこうとは思わない」
「町民として私も長く住んでいるので、うれしく思う。交通の便のよさとか、ほかのところに比べて少し税金が安いとか聞くので、そういうところはうれしい」


続いて、去年の4位から2位に順位をあげた門川町について、大東建託は移住者からの評価が高かったと分析しています。

門川町

(大東建託賃貸未来研究所 宗 健 フェロー)
「外から人が入ってきたときに評価が高いというのは、町の人たちが新しい人たちを受け入れる土壌があって、そういう人間関係の柔軟さみたいなものが評価を上げている背景にはあるんだろうという風には思います」


この結果に門川町の山室浩二町長は・・・

(門川町 山室浩二町長)
「高い評価をいただいて、町長として大変うれしく思っています。子育て・福祉・防災対策等々を含めて、住んでよかったと思う町になるよう、職員とともに頑張っていきたいと思います」


同時に公表された「住みたい街ランキング」では、「住みたい街は特にない」、「今住んでいる街に住み続けたい」と答えた人があわせて73.3%を占めていて、今住んでいる街に満足している人も多いようです。

一方で、「街の住みここちランキング」の九州・沖縄版トップ10を見てみると、1位は福岡市中央区で、宮崎県内の自治体は残念ながらランクインしませんでした。10位以内はほとんど福岡県と沖縄県が占めています。

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