軽音祭出身で、いまもなお活動を続けているバンドが、このほど日本一に輝き、国際大会に出場することになりました。メンバーの一人からは、「軽音祭に育ててもらって今がある」と、感謝の言葉が聞かれました。

2021年、高知大学軽音学サークルに所属するメンバーで結成されたロックバンド「THE・ステレオギャング」。土佐高校出身で、ボーカル・ギターのMiuさんと、ドラムのHarukiさん、高知追手前高校出身でギターのTaishiさん、京都出身でベースのTokiさん、70年代、80年代の洋楽ロックが好きな4人が集まり、高知を拠点に全国各地で精力的に活動しています。

バンドはこのほど、優勝すればドイツの野外フェスに出演できる世界最大級のライブ・コンテスト「エマージェンザ・ジャパン」に初めて出場。見事頂点に輝きました。

(Miuさん)
「グランプリをとれると思っていなかったので…え?みたいな」

「みんな、なっちょったよね?え?ってなっちょって、あああああ、やったー、みたいな、時差で理解したみたいな」

(Harukiさん)
「予選・準決勝・決勝と徐々に勝ち上がっていけて、ステップアップして勝てたのでうれしく思います」

バンドの特徴は、楽曲がほぼ英語の歌詞であること。クオリティの高さとカッコよさは、海外のロックファンを魅了するほどです。

(Miuさん)
「自分たちが好きなバンドが海外のバンドなので、そうなりたいという思いで、自分で英語で書いて、ネイティブな友達に添削してもらってちょっと直してもらう。いま流行ってる音楽には左右されずに、自分たちのやりたい音楽を貫いてやってるというのが、ステレオギャングかなぁと思います」

MiuさんとHarukiさんは、土佐高校軽音部の出身で、軽音祭では、最優秀賞に輝いたことがあります。Miuさんは、「軽音祭での経験や環境が自分を育ててくれた」と話します。

(Miuさん)
「音楽は順位をつけるものではないと分かってるんですけど、出たからには勝ちたい、一番になりたいという気持ちは高校の軽音時代に強く持った。だから今回みたいなコンテストでも、出るからには一番をとりたいなという気持ちがあって挑めた」

高校の軽音楽部で練習しているMiuさん(当時)

「(ここ)BAY5 SQUAREは、中学・高校と通ってて、いまもここがホーム。レコーディングから全部色々とサポートしてもらって、いまの現状があるのは、BAY5 SQUAREや軽音祭のおかげ」

THE・ステレオギャングは、8月9日からドイツで開かれる世界大会に出場します。迫力あるライブパフォーマンスを、世界に届けます。

(Tokiさん)
「日本から世界に向けて、全力を出して頑張りたい」

(Harukiさん)
「自分たちなりのロックを届けられたらいいなと思います」

(Taishiさん)
「バンドでも初ですが、僕自身、人生初海外なので、できる限りメンタルを保って頑張りたい」

(Miuさん)
「日本・海外、両方で活躍できるバンドになっていけたらいいなと思っています」

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