山梨県が検討を進める富士山登山鉄道構想などについて、県の担当者と住民による少人数での意見交換会の主な意見が公表されました。
「来訪者コントロールが必要との認識は賛成できる」と肯定的な意見もあった一方で、「鉄道ありき」「LRT以外に選択肢がないかのような説明」といった県の姿勢に対する不信感を表明する意見もありました。


富士山登山鉄道構想は麓から5合目までを結ぶ県の有料道路、富士スバルラインの上にLRT=次世代型の路面電車を整備しようというものです。



山梨県は富士山登山鉄道構想などについて県の担当者と住民による少人数での意見交換会を6月11日から7月9日の間の計8日の予定で、富士北麓地域の住民と1日3回、1回人数が最大6人程度の少人数で行う意見交換会を開催してきました。



7月30日にこの意見交換会の主な意見が公表されました。

それによりますと住民からは「鉄道ありきではないか」や「LRT(次世代型路面電車)以外に選択肢がないかのような説明で、都合の良いことばかり言っているように思う」など県の検討プロセスについて否定的な意見があった一方で「来訪者コントロールが必要との認識は賛成できる」という意見もありました。



県は「鉄道ありきで進めるつもりは毛頭ない。様々な選択肢を幅広く視野に入れ検討を行っていく」などと回答したということです。

主な意見と県の回答はホームページで見ることができます。

この意見交換会をめぐっては当初予定していた計24回のうち、10回が参加者0で、1日を通して参加者0の日もありました。

また、全体の参加者も54人と定員の4割程度にとどまりました。

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