日本一のお風呂好き!?
人口10万人あたりの公衆浴場の数が全国1位(23.0か所)で最も多い青森県。いつでも温泉に行けるようにと、車に風呂道具を積んでいる県民も多い。

そんな青森の温泉や銭湯までミュージシャン&芸人・ワハハ本舗のタマ伸也さんがドライブするシリーズ『あおもりドライ風呂』。今回訪ねる温泉は、黒石市(くろいし・し)のすごく山奥にある秘湯『二庄内(にしょうない)温泉』でしたが、まさかの緊急事態で目的地を変更!?

案内役を務める青森県住みます芸人・北野ごぼうさんとタマさんは、黒石市を訪れたらぜひ立ち寄っほしい『津軽こけし館』で、こけしのパネルに顔をはめ込んで記念写真をパシャっと1枚。

それでは、ごぼうカーに乗って、レッツドライ風呂~。
この先に待ち受けているトラブルも知らにず出発です…。

「絶好のドライ風呂日和」がまさかの緊急事態!ピンチをどう乗り切る?

タマ伸也 さん
「もう絶好のドライ風呂日和だね。この天気で風呂に入ったら最高だなぁ」
北野ごぼう さん
「気持ちいいですね~」

秘境にあるという温泉へ向かった2人。しかし…

タマ伸也 さん
「ちょっと待って!ちょっとストップ!!『二庄内ダム工事現場まで通行止めで作業しております』って通行止め?」
北野ごぼう さん
「え?通れないってことですか?」

まさかの緊急事態発生!?温泉へと続く道が、通行止めという痛恨の一撃!大雨の影響で通行止めとなったそうなんです。
これにはさすがにスタッフも焦りを隠せず、2人が乗っている車の“開かずのカーテン”を開ける事態に。

タマ伸也 さん
「このまま風呂入らないと、ただのドライブなっちゃうからね。ハッキリ言って」
北野ごぼう さん
「1か所、温泉がありましたよ!津軽こけし館を出たところに」
タマ伸也 さん
「オープニングを撮ったところ?」
北野ごぼう さん
「そう。あそこに行きましょうよ」

実は、ドライブ開始直後に…

北野ごぼう さん
「そこにもありますけど、温泉」
タマ伸也 さん
「だめでしょ、近すぎるしょう。いま、出発したばっかりなんだから」

ということで、電話で取材交渉をしてみることに。

北野ごぼう さん
「もしもし、すみません、お忙しいところ。青森県住みます芸人の北野ごぼうと申します。今回ちょっとお邪魔したいなということでお電話したんですけど、いかがでしょうか?」

交渉先の温泉の方
「あ~…ぜひぜひ!来てください!
北野ごぼう さん
「え?いいんですか?この後、行っちゃいますよ」

それでは、コーナーの危機を救ってくれた温泉へ。

危機を救ってくれた『落合共同浴場』は熱い!45℃の激アツ風呂は痛い!?

大雨の影響による通行止めで、【二庄内温泉】へ行くことができなくなったドライ風呂を救ってくれた温泉へ。
やってきたのは、【落合共同浴場】というところ。黒石温泉郷のうちの1つです。

黒石市にある『黒石温泉郷』は、『温湯(ぬるゆ)』『落合(おちあい)』『板留(いたどめ)』『青荷(あおに)』の4つの温泉郷の総称で、古くから湯治場として栄えてきました。『落合』は、昭和8年(1933年)に開湯したんだそう。

急なお願いにも関わらず取材に応じてくださった落合共同浴場の伊藤さん、ありがとうございます。

落合共同浴場 伊藤純子 さん
「テレビでよく見てますよ。『わっち!!』大好きなので」

うれしいお言葉までいただきました。感謝、感謝でございます。
さて、こちらは、どんな温泉なのでしょうか?

落合共同浴場 伊藤純子 さん
熱い!44~45℃ありますよ。でも上がった後、サラッとしています」

これは、かなり熱めの温泉の予感。
では、レッツ入浴~!

【入浴料】
◆大人…200円
◆小学生…100円
◆幼児…無料

【泉 質】カルシウム・ナトリウム―硫酸塩・塩化物泉
【適応症】神経痛、冷え性、疲労回復など

北野ごぼう さん
「あっちー!!」
タマ伸也 さん
「マジあっちぃ!アチチチチ、痛い、痛い」

【落合共同浴場】の源泉は65℃!そこからこの浴場にたどり着くまでに45℃前後に下がりますが、真に激アツ風呂です。

北野ごぼう さん
「これ(熱さ)がクセになるんですかね?」
タマ伸也 さん
「地元のお客さんが自転車で来ていたもんね」

初めての方は、短い時間で数回に分けて入浴するのがおすすめです。
タマさんとごぼうさんも汗だくであがりました~!
続いては、寄り道グルメ!なんと、このコーナーに『食べてほしい』というリクエストをいただきました。

寄り道グルメをかけて一芸対決!ごぼうさんの下剋上なるか!?

本日の寄り道は、『2人にぜひ食べてほしい』と番組にリクエストをいただいたご当地グルメ【黒石つゆ焼きそば】をいただきます。

タマ伸也 さん
「このコーナー人気あるんじゃない?」
北野ごぼう さん
「そうですねぇ!」

黒石の名物を求めてやってきたのは、『道の駅 虹の湖公園』です。浅瀬石川ダムのダム湖に隣接しています。

こちらの方が、今回の依頼をくださった黒石市観光開発公社の松田さん。

黒石市観光開発公 松田勝美 さん
「きょうあまりにも売れてしまって、もう残り1食になってしまったんです。野外ステージがありますので、2人に一芸対決をしてもらって、より私の心を惹きつけた方に召し上がっていただきます」

さっそく、野外ステージへ移動して、【黒石つゆ焼きそば】をかけて一芸対決の始まりです。

先攻のごぼうさんは、小学生の頃の思い出話を語りだしました。

北野ごぼう さん
「僕が子どものとき、家が結構貧乏だったんですよ。小学生のとき、靴下を1足しか持っていなくて、その1足しかない靴下を毎日履いて学校に通っていたんです。そしてらその靴下に穴が開いてきて、でもそれしかないからそれを履いて学校に行っていたら、その靴下の穴がどんどん広がって大きくなっていって、最終的にその靴下、足首だけになったんです」

次は、後攻のタマさん。

タマ伸也 さん
【つゆ焼きそば】の歌、作ってきましたので聞いてください。
♪焼きそばはつ~ゆ~ 焼きそばはつ~ゆ~
黒石のつゆ焼きそば~ 焼きそばはつ~ゆ~」
※メロディーは「Happy birthday to you」

その結果、勝利したのはタマさん。

黒石市観光開発公 松田勝美 さん
「黒石名物『つゆ焼きそば』を歌にしてもらいましたのでね」

『つゆ焼きそば』をいただいたのは、道の駅の敷地内にある『虹の湖・屋台村』です。
【黒石つゆ焼きそば】は、モチモチした食感の太平麺が特徴。これをウスターソースで炒めて、たっぷりのつゆをかけ、揚げ玉やネギをトッピングします。昭和30年代後半、中学校の前にあった店が、冷めた焼きそばの上に温かいそばつゆをかけて学校帰りの子どもたちに食べさせたのがはじまりだとされています。
屋台村では、700円で販売されていました。

タマさん、ごぼうさんに一口もあげることなくおいしくいただいていました~。

今回は、大雨による道路の法面崩壊で、温泉へと続く道がロケの直前に通行止めとなってしまいましたが、【落合共同浴場】にピンチを救われ、あっつ~い温泉と【黒石つゆ焼きそば】を堪能したドライ風呂でした。次は、あなたの街のお風呂へ行くかもしれません。

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分から
「あおもりドライ風呂」2023年6月7日(水)放送回より
※掲載しているのは放送当時の情報ですので、変更となっている場合もあります。

【デジタル編集部の編集後記】
ところで、通行止めで行くことがかなわなかった「二庄内温泉」へ続く道路は、その後どうなったのか?津軽土地改良建設事務所に問い合わせてみたところ、法面の改修工事が完了して、2024年7月29日現在は通行が可能となっているそうです。知る人ぞ知る、秘湯中の秘湯である「二庄内温泉」。「ドライ風呂」も1年越しのリベンジなるか!?

~施設情報~
「落合共同浴場」
【住所】黒石市袋字富田60-1
【営業時間】8:00~20:00
【入浴料】
◆大人…200円
◆小学生…100円
◆幼児…無料

「道の駅 虹の湖公園」
【住所】黒石市沖浦山神1-5
【営業時間】9:00~17:00(4月下旬~11月上旬)
※季節や天候により変更の場合があります

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