夏の高校野球高知大会は27日の決勝戦で、明徳義塾が高知を破り、2年ぶりの夏の甲子園出場を決めました。激戦の決勝戦を振り返ります。

“学園”と“明徳”、高知の“私立2強”同士の対戦となった決勝戦。

2023年、準決勝で敗れリベンジに燃える明徳義塾は、先発の2年生サウスポー・池崎安侍朗(いけざき・あんじろう)が、ランナーを背負いながらも要所を締めるピッチングで得点を許しません。

一方、5大会連続の準優勝で今年こそ“頂点”を目指す高知も、先発・3年生の辻井翔大(つじい・しょうだい)がランナーを出しながら無失点に抑え、試合は4回まで0‐0と緊迫した展開となります。

試合が動いたのは5回でした。明徳義塾が、代わった高知のエース・平悠真(たいら・ゆうま)を攻め、四死球とヒットで1アウト満塁のチャンスを作ると、バッターは2番・山畑真南斗(やまはた・まなと)。

(実況)
「2番・山畑真南斗、センターへの犠牲フライで1点先制。明徳義塾」

これで2アウト、ランナー1塁・3塁となって続く、3番・藤森海斗(ふじもり・かいと)。

(実況)
「ライトへの2点タイムリー3ベースで追加点。明徳義塾3-0」

さらに明徳義塾は7回にも、ヒットとフォアボール、それに相手のワイルドピッチで1アウト、ランナー2塁・3塁とします。

ここで、ふたたび、当たっている2年生・藤森海斗。

(実況)
「センターへの2点タイムリーで追加点。明徳義塾5-0」

5点を追う展開となった高知ですが、直後の8回、連打で1アウト、2塁・3塁のチャンスを作ると、代打、今大会当たっている黒瀨統士郎(くろせ・とうしろう)。

(実況)
「ライトへの2点タイムリー3ベース。明徳義塾5-2高知」

さらに高知は最終回、1アウト・ランナー3塁として、バッターは5番・谷口隼斗(たにぐち・はやと)。

(実況)
「5番・谷口隼斗センターへの犠牲フライ。明徳義塾5-3高知」

終盤に追い上げます。

しかし、反撃を振り切った明徳義塾が2年ぶり、23回目の夏の甲子園出場を決めました。

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