2017年から5大会連続で富山県大会を制し、甲子園常連校として知られる高岡商業。しかし、2023年はまさかの初戦敗退ー。その雪辱を誓い、2年ぶりの甲子園へ気勢を上げています。「県大会で圧倒する」と語るエース三上投手に「日本一になると決めてやってきた」と昂る主軸の辻口選手。迎えた組み合わせ抽選会、横に並んだのは“因縁”の相手でした。

夏の甲子園出場は富山県内最多の22回。県内屈指の強豪、高岡商業です。今年の夏、ある雪辱を誓っていました。

鞍本琥珀主将:
「1年生の時に甲子園を経験して、去年は1回戦負けっていう悔しい負けを経験して」

2017年から5大会連続で県内を制し、甲子園常連校としての地位を不動のものとした高岡商業。しかし、去年は県大会でまさかの初戦敗退。

2大会ぶりの王座奪還、そして甲子園出場を目指し、練習にも熱が入ります。

今年、高岡商業が掲げたのは「一氣戦心(いっきせんしん)」。ひとつひとつのプレーに気持ちを込めて全員で戦う心を表しています。

この日、ナインが徹底的に反復していたのは悪送球が起きた後の連携プレー。

吉田監督「はい。やり直し」

ミスによる失点を防ぐために一切の妥協はありません。選手一人一人の判断力と連動した動きに磨きをかけます。

エースナンバーを背負うのは三上亮汰投手。切れ味の鋭い直球と多彩な変化球を武器に、去年秋の県大会はほとんど1人で投げ抜き、チームを優勝に導きました。

三上亮汰投手
「チームにリズムを持ってくるピッチングをしたいと思ってます。一戦一戦自分の持っている力を全力で発揮して富山県大会圧倒して優勝します」

打線の中心となるのは4番の辻口侑磨選手です。身長180センチ、83キロと体格に恵まれたパワーヒッター。勝負所で長打を放ち、チームの勝利に貢献してきました。

辻口侑磨選手
「自分たちは3年間、この高商で日本一になるって決めてやってきたので、高商にしかできない夏っていうのを今年は表現したいと思います」

7月4日に行われた組み合わせ抽選会。

鞍本主将「高岡商業高校、21番です」

その対戦相手は─。

「石動高校、22番です」

くしくも、去年初戦で敗れた石動と再び初戦でぶつかります。

鞍本琥珀主将「部員48名で、夏の富山県大会しっかり勝ち切って甲子園で優勝します」

夏の大会で主役を演じることができるか。高商ナインの活躍に注目です。高岡商業対石動の対戦は7月14日です。

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