世界的ミスコンの一つ、ミス・ユニバース。富山県内在住の女性がこの大会に挑んでいます。7年越しの夢である日本代表になるため、厳しい練習に励んでいます。

世界3大ミスコンの一つ、ミス・ユニバース。世界各国の代表が出場し、世界一の女性リーダーを競い合う“美の祭典”です。

その日本代表を目指す女性がいます。
大瀬良碧さん、26歳です。

碧さんは、ことし3月、地区代表を決める日本最大のミスコン、ベスト・オブ・ミスに出場。北信越で唯一開催された新潟大会に挑み…

会場アナウンス:「ミスユニバースは大瀬良碧さん、おめでとうございます」

夢の日本代表に一歩近づきました。

ミスユニバース 大瀬良碧さん:「頑張らなきゃいけないなと気が引き締まりますね」

中川アナもミスユニバース挑戦者!?

そんな碧さんと、私(中川環アナウンサー)は、こんなつながりがあるんです。

ミスユニバース 大瀬良碧さん:「私がユニバースに挑戦しようと思ったきっかけは環ちゃん(中川アナ)なんで…」

私たちの出会いは7年前。学生主体のファッションショーでした。

ミスユニバース 大瀬良碧さん:「目がいったのは、背は小さい方だと思うんですが、その身長に負けない力強いウォーキング」

中川環アナウンサー:「そう思ってもらっていたとは、知らなかった」

実は、私(中川環アナウンサー)も…
20歳の時、ミスユニバースに挑戦しました。
結果は準グランプリ。地区代表には、あと一歩届きませんでした。

ミスユニバース 大瀬良碧さん:「別世界だと思った。住んでいる世界が違うって、思って…。環ちゃんに話を聞いたら普通の大学生だって言われて。え?!みたいな。大学生ってユニバース出られるのって、まずそこが衝撃だったんです。いつか挑戦してみたいって思った」

中川環アナウンサー​:「私の思いも…ではないのですけど。頑張ってほしいなと思います」
ミスユニバース 大瀬良碧さん「ありがとうございます。頑張ります」

レッスンも審査対象4か月休み返上で東京へ

セミファイナルに勝ち進んだのは35人。7月の最終選考に向け朝から夕方まで毎週末、東京でレッスンが行われています。

碧さんは、平日、会社に勤務しながら毎週末は欠かさず東京へ…。4月からの4か月間、休みはありません。

ミスユニバースが求める女性像は、女性のリーダーとして活躍できる女性です。

大会では「ダンス」「ウォーキング」そして「スピーチ」の3つの部門で、外見の美しさだけではなく、知性や人間性などの内面性も審査されます。

ミスユニバース ナショナルディレクター
美馬寛子さん「自分が入って普通に歩き始めたら、後ろの子どうやって入ってくるの?自分がはけたら良いんじゃなくて周り見てって言ったじゃん」

講師を務めるのは、歴代のミスユニバース日本代表。(2003年ミス・ユニバース日本代表)宮崎京さん(2023年ミス・ユニバース日本代表)宮崎莉緒さん

毎回のレッスンも全て審査対象。日々順位が入れ替わり、大会前には、さらに10人に絞られる厳しい選考レースです。

例えばこのダンスのポジション。この8人が今のところ一歩リードしているようです。少しでも良いポジションを掴むために、一瞬たりとも、気をぬくことはできません。

束の間のランチタイムでさえも…。

2023年ミス・ユニバース日本代表
宮崎莉緒さん:「ごはん食べながら聞いてほしいんだけど、あと一か月しかないから。トップ10が大体決まってくる。やっぱりレッスン一回一回大切にしてほしい」

トップ10入りしなければ、最終選考にすら進めません。まずはそこが目標です。

この日のレッスン後…。

「きょうのランキングいきたいと思います」

現段階の順位が発表されました。碧さんは…

ミスユニバース 大瀬良碧さん:「どこがだめだったかというのを具体的に教えてください」

ミスユニバース ナショナルディレクター
美馬寛子さん:「基本的にメインのパートになる子たちってダンスができる子達なのね。百発百中で絶対に動きができる。プラス輝いて。プラス笑顔で。プラス自分を見てくださいっていうエネルギーが伝わってくるというところを私は見ているから、それが足りない…」

この日は印象に残るアピールができませんでした。

ミスユニバース 大瀬良碧さん:「前回よりも順位が落ちちゃったんで、すごく悔しくって。チャンスを常にものにできるように行動していかないと」

全体レッスン後、元日本代表の宮崎京さんに特別指導をお願いしていました。碧さんの課題は表情です。

2003年ミス・ユニバース日本代表
宮崎京さん:「頑張んなきゃ、頑張んなきゃで、表情がやっぱり硬くなっちゃうから、めちゃくちゃ頑張っていたと思うんだけど、多分それが良い方に働かなかったなときょうは思った」

悔しさが碧さんを成長させます。

2003年ミス・ユニバース日本代表
宮崎京さん:「笑っていないこの人を笑わせてやろうっていうぐらいの。今みたいな感じ!めっちゃ良い!」

ミスユニバース 大瀬良碧さん:「今回アドバイスいただいたことを自分に落とし込んで、それを一発で決めるというので、表現・アピールしていけたらなと思っています。(表情が明るくなりましたね)ありがとうございます」

勝負の日まで残り1か月…。

ミスユニバース 大瀬良碧さん「ほら、2本分」
中川アナ「2本分あいてる!」

ミスユニバース 大瀬良碧さん:
「日本・世界と来る予定なので…ここにかけたいなって…」

7年超しの夢をかなえるために…。
厳しいレッスンを乗り越えて…。
誰よりも輝く、大輪の花を咲かせます。

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