高知県香美市(かみし)と北海道の積丹町(しゃこたんちょう)の姉妹都市20年を記念したクラフトビールが製造されています。香美市と積丹町、それぞれの素材を使った特別な商品となりそうです。

香美市と北海道積丹町は「よさこい」を通じて交流が始まり、2002年に姉妹都市となりました。姉妹都市20年の年は新型コロナで記念事業が行えず、このほど、交流の絆をさらに深めようとお互いに記念の品を造ることになりました。

積丹町では香美市のユズとショウガを使ったジン「なつかがみ」を製造。香美市では高知カンパーニュブルワリーでクラフトビールが造られています。

ビールには、香美市でとれたショウガとユズ、カヤに加え、積丹町産のホップとアカエゾマツ、コモンタイムが使われています。

担当する瀬戸口信弥(せとぐち・しんや)さんによりますと国内でとれるホップは珍しいということです。

(高知カンパーニュブルワリー 瀬戸口信弥 代表取締役)
「弊社でよく使うホップよりも、少し朴とつとした香りというか、素朴な香りというか、ふだん使っているものは柑橘的なものが多いです」

瀬戸口さんは、北海道と高知という、植生が異なる材料がどのようにコラボレーションするのかを気にかけたといいます。

(高知カンパーニュブルワリー 瀬戸口信弥 代表取締役)
「ふだんなかなか使えないような北海道積丹町の素材がどのように香美市のふだん使っている素材とまじり合うのか、コラボレーションがどのようにに起こるのかを1番気にかけたし、1番楽しかった要因だと思います」

クラフトビールのラベルは高知工科大学の学生がデザインしました。仕上がりはおよそ3週間後です。

香美市定住推進課 石川沙貴(いしかわ・さき)主事)
「積丹町の素材を使って、オリジナルのクラフトビールをつくることができて、ワクワクしますし、実際に素材の匂いを初めて嗅いでみたんですけど、積丹の豊かな自然をもとにすごく芳醇な香りとかさわやかな匂いを感じられるボタニカルがたくさんあることを知り、完成が楽しみです」

積丹町の素材を使ったクラフトビールは8月1日から、香美市内の3か所で販売されます。

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