熊本市下通りのHAB@(ハブアット)前にある球体のモニュメント。正式名称は「グラニットボール」ですが、かつてこの場所にあった商業施設パルコの前にある玉ということで、「パル玉」の愛称で県民に親しまれ、待ち合わせ場所にもなっています。

ちなみに「パル玉」 重さ305キロもあるそう

視聴者の方から「パル玉に異変がおきている」との情報がはいりまして、何がおきているのか、取材してきました。

ディレクター「熊本市のHAB@前です。パル玉には調整中の紙が貼られ動かなくなっています」

実は今年3月ごろから、パル玉はビニールが被せられ、動かない状態になっているのです。本来は水圧によって玉がくるくると回るはずなのですが、そんな姿を4か月以上見られなくなっています。

いったい何がおきているのか…。

真相を突き止めるため、パル玉を管理する熊本市中央区土木センターの松永幸徳さんに話を聞きました。

ーーパル玉は今どういう状態?
熊本市中央区土木センター 松永幸徳課長「現在、故障中でございます。玉の下にポンプ槽があって、玉を回すための循環ポンプと余分な水を排出する排水ポンプがあって、その両方が壊れている状態です」


ということは、この先パル玉は動かないままなのでしょうか…?

松永課長「お待たせしておりますけれども。現在、7月中の復旧対応を目標に作業を進めているところです」

早ければ今月中にも、あの姿が戻ってきそうということです。

1990年に完成して34年。多くの人々に幾度となく回されたパル玉。街の移り変わりを見つめてきたこの球体はこれからも回り続け、私たちを和ませてくれそうです。

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