日本一のお風呂好き!?
人口10万人あたりの公衆浴場の数が全国1位(23.0か所)で最も多い青森県。
温泉地の数では全国5位(125か所)、湧出量は全国第4位(138.6L/分)と温泉の宝庫でもあります。
そんな青森の温泉や銭湯まで、青森市出身・ミュージシャン&芸人・ワハハ本舗のタマ伸也さんがドライブするシリーズ『あおもりドライ風呂』

タマさんの目の前に広がるのは、『津軽海峡』です。今回は、ここ、むつ市からお届けします。

案内役を務めるのは、2024年4月に青森テレビに入社した新人の新井宇輝(あらい・たかき)アナウンサー。『ドライ風呂』は初めましての新井アナ。今回は、23歳の新井アナと55歳のタマさんという32歳差の凸凹コンビです。

新井アナが案内するのは、むつ市薬研(やげん)にある秘湯。ぜひとも、タマさんをお連れしたいそうです。それでは、レッツ、ドライブロ~!

「ジオパーク」エリアにある秘湯へ 到着するも温泉はありそうにない!?

新井宇輝アナウンサー
『下北ジオパーク』ってタマさん知っていますか?
『ジオ』は、『地球』とか『大地』、『パーク』は『公園』という意味です。なので『ジオパーク』は『大地の公園』ということです」

豊かな自然と海に恵まれた下北半島。『日本ジオパーク委員会』が、地球を学び、丸ごと楽しめる場所として認定しています。
※2023年5月現在、日本ジオパーク委員会が認定するジオパークは46地域
青森県では下北ジオパークが唯一認定されている

下北半島には、全部で18のエリアがあり、今回は、新井アナが特におすすめしたいエリアを巡って、『下北ジオパーク』の魅力をお届けします。

その1つが『ジオ』を感じられる秘湯『元祖かっぱの湯』です。2人は、新井アナの運転でむつ市の『薬研(やげん)』というジオエリアをドライブしました。

新井宇輝アナウンサー
「ここは、元々林業が盛んな地域で、そのときに木材を運んでいた鉄道のレールであったり、手掘りのトンネル(ずい道)であったり、いろいろと見られる」

新井アナの説明を聞いているうちに、看板が見えてきましたが…
新井宇輝アナウンサー
「これだ!これだ!これ『かっぱの湯』って書いています」
タマ伸也 さん
「うわー見落としがち」

看板は、木々に覆われて見落としがちな感じ。そして、見渡す限り森林に囲まれて温泉はありそうにもない…

“河童”の伝説が由来となった秘湯は無料 せせらぎが聞こえるその先に…

タマ伸也 さん
「ちょっと、着いたけどさ、『かっぱの湯』とは書いてるけど、よくわかんないね、これ」

そう言いながらタマさんが見ていたのは、『「かっぱの湯」伝説』と記された木製の看板。
―貞観四年、今から一千百余年の昔…―

ひとまず、近くにあった階段を下りると、その先に…
沢が流れる音が聞こえるではありませんか~!
鬱蒼とした森の中に…突如現れる伝説の秘湯!?

タマ伸也さん
「お~~~~~!こんなふうになっているんだ。沢がせせらいでいるよ」

薬研渓流のほとりに位置する『元祖かっぱの湯』は、源泉かけ流し。渓流と森林に囲まれ、まさに秘湯!

【入浴料】無料
※男女別の入浴時間あり
【泉 質】単純泉質
【適応症】神経痛、筋肉痛、関節痛など

タマ伸也 さん
「あ~~~あずましい(=気持ちいい)。大けがをした偉い人が、ここにたどり着いたときに、そのけがを治すのに“河童”が(温泉に)入れてくれたっていう伝説みたいよ」
新井宇輝アナウンサー
「それで『元祖』ということですか!」

『しもきたTABIあしすと』のホームページによると、日本三大霊場である恐山を開山した慈覚大師が道に迷い、けがをした際に河童が温泉に入れて助けたというのが『「かっぱの湯」伝説』なんです。

目の前を流れる川のせせらぎや、澄んだきれいな空気を堪能して、大自然を感じながら入浴できる『元祖かっぱの湯』。夏の新緑の時期も良いですし、紅葉の時期までそれぞれの季節ごとに趣深い景色の中で、心やすらぐひと時を味わえます。

次は、津軽海峡の荒波が生み出したジオエリアへ。

奇妙な形の岩『奇岩』が連なる浜 干潮時のみ出現する“謎の穴”をのぞく

やってきたのは、津軽海峡の荒波が造る浜『ちぢり浜』というジオエリアです。
タマ伸也 さん
「岩がすごく不思議な形をしている」
新井宇輝アナウンサー
「そうなんです。これが『奇岩』と呼ばれている岩です」
タマ伸也 さん
「お祈りして願い事をするってことじゃないの?」
タマさん、“祈願”ではありませんよ~。

『ちぢり浜』は、奇妙な形の岩『奇岩』が連なる浜
その理由が…
タマ伸也 さん 
「見て、ほら。(砂が)ポロポロ落ちてきますね」
新井宇輝アナウンサー
「ここは昔、火山活動がすごく活発だったので、他よりもちょっと岩が柔らかいんですよ」

『奇岩』は、大昔の火山活動によりできた砂岩。それが、津軽海峡の荒波で長時間かけて削られて出来ました。

さらにこちらは、『ポットホール』という穴。

新井宇輝アナウンサー
「ここ、本当は海なんです」
タマ伸也 さん
「そうか、今は干潮だからね。普段は降りてこられないところなんだ」

干潮時にしか見られない『ポットホール』。そこには、多種多様な生物が暮らしています。2人は、早速、生き物たちを探してみますが…
新井宇輝アナウンサー
「いない…どうしよう」
タマ伸也 さん
「生き物がいないと、このシーンはオールカットだね、今朝4時に起きたけど…絶対に探したーい!」

なかなか生き物が見つからず、不穏な空気が流れていたその時、奇跡が!
新井宇輝アナウンサー
「いるいる!いるいる!!魚がいる!」
タマ伸也 さん
「これはもう、新人アナのファインプレーだな!」

実は約1時間も探し回って、タマさんの膝と腰は限界に近づいていました。お出かけの際には、事前に潮位を確かめて干潮時にお願いしますね。

それでは、次の目的地へ。レッツ、ドライブロ~!

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