描かれたのは、株主ではなく「壁主」…。壁面いっぱいの似顔絵アートが、富山県南砺市に完成しました。地元の漫画家、森みちこさんの作品で、目線が会うたび、見ているこちらもニコッ…とします。
高さ3メートル幅7.5メートルの壁面いっぱいに描かれた似顔絵アート。描かれた人は117人。キャラクターはおよそ1000体です。
富山県南砺市の井波コミュニティプラザ「アスモ」でお披露目されました。
ちょっとだけいい男に描くのがプロだなぁ…
描いたのは漫画家の森みちこさん。京都出身の森さんは結婚を機に、夫の地元井波に移り住み、漫画や絵本、イラストを描き続けています。
漫画家 森みちこさん:「みなさんに幸せになっていただきたいなという思いを込めて描かせていただきました。いっぱいこれから幸せ、たのしいことがありますように、という思いで描かせていただきました」
2023年11月、南砺市やアスモを盛り上げたいとクラウドファンディングで「株主」ならぬ「壁主」を募る「壁主総会プロジェクト」を企画。
「壁主」になるともれなくこの似顔絵が返礼品としてもらえます。
南砺市を応援する117人の「壁主」が集まり壁主の似顔絵と森さんの考えたキャラクターが壁一面を埋めつくしました。
“壁主”になった女性:「見てびっくりですね。117人。顔が並んでいると迫力があって。自分の顔を探すのも大変だなと思いながら。うれしいですね。元気をもらいます。きょうも一日頑張ろうと」
“壁主”になった男性:「実物よりちょっとだけいい男に描いてもらっているのがグッドです。あまりにもいい男すぎると問題ですが、ちょっとだけ、ちょっとだけいい男になっているのがプロの技で…」
中には若い世代の「壁主」さんもいました。
描いたというより、パワーを注ぎ込んだ…
漫画家 森みちこさん:「7人の大学生、7人組の男の子が頼んでくれたのがあって、みんなここを応援して町を元気にしたいって。幼稚園の時からの仲良し7人組らしくて、ばーっと来てくれて、若い人たちが関わってくれたっていうのがうれしかったし…」
「いいねとやま」で制作の様子を取材してきたチューリップテレビの松井カメラマンも、ペットとの思い出を似顔絵にしてもらいました。
漫画家 森みちこさん:「みなさんそれぞれの思いをもってきてくださったので。描いたっていうよりもみなさん一緒にパワー注ぎ込んでくださったなっていうふうに思っているので、何か感じていただけるかなと思うので、本物を見に来ていただけたらなと思います」
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