静岡市の特産品「長田の桃」の品評会が6月18日、開かれました。2024年は暖冬の影響で収穫量は例年より少なめですが、その分、味や出来栄えの評価は高かったようです。
早生種の桃「日川白鳳」です。杉本剛一さんは、静岡市駿河区で父親の代から桃を育てています。長田地区は日当たりや風通りがよく、砂地で水はけがいいという桃の生産に適した環境です。また、出荷が早いことで全国に知られています。
<杉本剛一さん>
Q.実の方はどうですか?
「少し着花量が例年より少ないようですが、大体おいしい桃になってきました」
暖冬の影響で花の咲く時期がばらついたことなどにより、実の付き方に少し影響が出ました。
<井手春希キャスター>
「桃の品評会が行われています。切るとより桃の甘い、華やかな香りが広がります」
JA静岡市長田支店で行われた品評会では、「日川白鳳」と「暁星」の出来を審査しました。2024年の収穫量は、例年に比べ3割ほど少ないですが、一つ一つの実は大きくなりました。
<井手春希キャスター>
「一番糖度が高い14.9度を記録した桃です。甘い!程よい酸味もあって、香りはよりフルーティな感じです。おいしい」
平均糖度は12.5度で、前年より高くなりました。
<静岡県農林技術研究所 果樹研究センター 伊藤直樹センター長>
「糖度だけでなく香りもよく、瑞々しい美味しい桃ができた。2024年は梅雨にまだ入っていないということで、桃にとっては天候がよかった、内容も素晴らしい桃ができた。2024年はそういう意味ではいい年だった」
静岡市自慢の桃は、7月中旬ごろまで味わえるということです。
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