建設が進む広島電鉄の「駅前大橋線」で、巨大な橋げたをかける工事が16日深夜から行われました。駅前大橋線は、JR広島駅の新しいビルと、駅前通りの地上を結ぶ新ルートです。

末川徹記者
「午後11時20分を回りました。大洲通りです。台車が動き始めています」

橋げたは、路面電車が2階に乗り入れるために設置され、長さ43メートル、重さは約250トンです。

工事は、駅前の交差点を通行止めにして行われました。高架区間の一部である橋げたは、自走式の台車を使って、ゆっくりと新駅ビル前の橋脚に移動していきました。

開始から約1時間後、橋が道路にかかりました。深夜の工事にも関わらず、沿道には大勢の人が詰めかけていました。

見に来ていた人
「一生に一度あるかないかのビッグイベント」
「いつも(広島駅に)通っていて、新しくなるので楽しみ」

17日夜は、橋げたをおろす作業が行われるため、周辺の道路は午後11時前から翌18日午前6時ごろまで通行止めになる予定です。

2025年春に開業する新広島駅ビルの建設工事。広島電鉄の路面電車が駅ビルの2階へと直結することも大きく注目されています。

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