東京ディズニーシー(TDS、千葉県浦安市)の新エリア「ファンタジースプリングス」が6日、オープンした。人気映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」の世界をそれぞれ再現した区画に、四つのアトラクションを用意した。総投資額の約3200億円は、2001年のTDS開園に当たって投じた約3350億円に匹敵する規模。運営会社オリエンタルランド(OLC)は、新エリアの開業で年間約750億円の増収効果を見込んでいる。

アナ雪をテーマにした区画「フローズンキングダム」のアトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」は、劇中歌「生まれてはじめて」などが流れる中、ボートに乗って映画の物語を追体験できる。新エリアを楽しみに栃木県から訪れた60代の女性は、「別世界に来たようだ」と顔をほころばせた。

新エリアのアトラクションを利用するには、無料の「スタンバイパス」か、時間を指定できる有料の「ディズニー・プレミアアクセス」が必要。いずれも入園後にスマートフォンの「東京ディズニーリゾート・アプリ」から取得する。

昨年、開業40周年を迎えた東京ディズニーリゾートは、アトラクションの追加やエリア拡張を繰り返してきた。今回の拡張でTDSの面積は2割増え、東京ディズニーランド(TDL)よりも広くなった。両園の合計敷地面積は、1983年のTDL開園当時の約46万平方メートルから約110万平方メートルへ、2.4倍に拡大した。

東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」に入場する人たち=6日午前、千葉県浦安市

東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」で記念撮影する来園者=6日午前、千葉県浦安市

「アナと雪の女王」など人気映画3作品をテーマにした東京ディズニーシー(TDS)の新エリア「ファンタジースプリングス」=6日午前、千葉県浦安市

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