大会副賞の米国合宿をPRするボードに「アメリカで待ってるぜ!」とのメッセージを書き込み、記念撮影する国枝慎吾さん=東京都内で2024年6月4日午前11時25分、川村咲平撮影

 日本テニス協会は4日、東京・有明テニスの森公園で8月26日に開幕するユニクロ全日本ジュニアテニス選手権(毎日新聞社、日本テニス協会主催)に「車いすの部」を新設すると発表した。大会アンバサダーに就任した国枝慎吾さん(40)が東京都内で記者会見し、「世界に飛び立つきっかけにしてほしい」と期待を込めた。

 大会は、国内最高峰のジュニア大会に位置付けられ、8月26日から9月6日まで開催される。車いす種目は男女混合シングルスのみの開催で、4日から3日間行われる。国内のジュニア大会で車いす種目が併設されるのは初めて。大会で優秀選手に選ばれると米国での合宿に参加でき、国枝さんや錦織圭選手(ユニクロ)の指導などが受けられる。

 車いす部門の元世界ランキング1位で2023年に引退した国枝さんは「国内で伝統と歴史があるジュニアの舞台で車いす部門が採用され、選手にとって大きな目標ができた」と歓迎した。大会のPRボードに自ら「アメリカで待ってるぜ!」とのメッセージを書き込み、参加者に向けてエールを送った。【川村咲平】

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