スタンレー・レディースで練習する笹生優花選手。帽子には「刀」の文字=静岡・東名CCで2020年10月8日(代表撮影)

 女子ゴルフのメジャー、全米女子オープン選手権は2日、ペンシルベニア州ランカスターのランカスターCC(パー70)で最終ラウンドが行われ、首位から3打差の5位で出た笹生優花選手(22)が逆転優勝し、日本勢初となる通算2個目のメジャータイトルを手にした。笹生選手は2021年に続き、全米女子オープン2勝目。

 フィリピン出身の笹生選手は、父が日本人、母がフィリピン出身で、前回優勝時は両国の国籍を有していた。21年の東京オリンピックはフィリピン代表として出場して9位。同年11月に日本国籍を選択したと表明した。

 日本勢女子のメジャー制覇は他に1977年に全米女子プロ選手権を制した樋口久子さんと、19年のAIG全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手がいる。【岸本悠】

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