陸上の「布勢スプリント」は2日、鳥取市の布勢総合運動公園陸上競技場で行われ、男子100メートルには去年の日本選手権で優勝した坂井選手などが出場しました。

坂井選手は、おととしのこの大会で自己ベストの10秒02をマークしていて記録の更新への期待が高まる中、予選は10秒22で3位となり決勝に進みました。

決勝では好スタートを切ったものの後半伸びず、10秒12のタイムで3位でした。

坂井選手は「好記録が出る競技場なので10秒00、9秒台を狙ったが、そうそう甘くないなという感じだった。しっかりギアを上げてパリの代表を獲得できるように頑張りたい」と話していました。

決勝では去年の大会で優勝した鈴木涼太選手が、追い風参考記録ながら10秒06をマークし、2連覇を果たしました。

また、桐生祥秀選手は10秒19で7位でした。

鈴木選手は「ことし初の追い風の好条件で走れたが、決勝は風が吹きすぎてしまい残念です。この感覚を忘れずに追い風なしでも走れるように自分で追い込んでいきたい」と話していました。

女子100メートルは去年、日本選手権で優勝し、世界選手権にも出場した君嶋愛梨沙選手が11秒45で優勝しました。

ことしの「布勢スプリント」では、日本選手でパリオリンピックの参加標準記録を突破した選手はいませんでした。

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