山本投手は本拠地ロサンゼルスで行われたロッキーズ戦に、中5日で先発登板しました。
前回の登板で3月以来となる2敗目を喫した山本投手は、1回、ツーベースヒットとフォアボールで2アウト一塁三塁とピンチを招きましたが、後続のバッターから低めのスプリットで空振り三振を奪い、無失点で切り抜けました。
しかし、2回は先頭バッターにツーベースヒットを打たれたあと、1アウト三塁から犠牲フライで1点を先制されました。
そのウラにドジャース打線が2点を奪って逆転に成功すると、山本投手は4回に、低めのスプリットと150キロを超える速球で2者連続三振を奪うなど追加点を許しませんでした。
4対1とリードした6回は、得点圏にランナー2人を背負ったものの、変化球を効果的に使って無失点でしのぎ、この回を抑えてマウンドを降りました。
山本投手は6回を投げて1失点、球数は移籍後最多となる101球、打たれたヒットが7本、フォアボールが1つ、7つの三振を奪う力投を見せました。
試合はドジャースが4対1で勝って、山本投手が勝ち投手となり、6勝目を挙げげました。
一方、大谷選手は、3回の第2打席でフォアボールを選び、出塁したあと、二塁へ今シーズン14個目の盗塁を決めました。
これで、大谷選手は大リーグ7年目で通算100盗塁に到達しました。
さらに7回の第4打席では、力強い速球をセンター前にはじき返して、2試合ぶりのヒットをマークし、この試合は3打数1安打、フォアボールが1つで、打率は3割2分6厘となっています。
大谷翔平 6月に好成績 今季も結果残せるか
大谷選手は、大リーグでの過去6シーズンを月別で見ると、6月に打率3割3分6厘、ホームラン43本と最もいい成績を残しています。
2021年の6月には、大リーグで自身初の月間MVPを獲得したほか、アメリカンリーグのホームラン王に輝いた昨シーズンも、6月に打率3割9分4厘、ホームラン15本、29打点と、圧倒的な成績を残しました。
今シーズンは、5月、けん制球が当たって左ふとももの裏を痛めた16日までは月間の打率が4割3分2厘と絶好調でしたが、この試合の翌日からは2割4厘と、思うようなバッティングができていません。
その一方で、大谷選手は6月最初の1日の試合で3打数1安打、大リーグ通算100個目の盗塁を決めるなど、痛めた太ももの不安を払拭(ふっしょく)するプレーを見せました。
得意の6月に入り、バッティングの調子を上げて、例年どおりの結果を残すことができるか、大谷選手のシーズン全体の成績を左右する注目の1か月がスタートしました。
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