(1日、春季高校野球近畿大会準決勝 須磨翔風0―12智弁和歌山)
須磨翔風の橋本昊樹(こうき)投手(2年)は四回、直球を二塁打にされた。三回にはスライダーを打たれて先制されていた。智弁和歌山の強力打線を相手に「全打者が打ちそうなオーラがあり、プレッシャーを感じていた」。
調子は悪くなかったが、四回途中で降板した。「ふがいなくて悔しい」
昨年秋からベンチ入りした。しかし、昨秋は近畿大会までプロ注目のエース槙野遥斗投手(3年)が一人で投げきり、登板機会がなかった。今春の県大会決勝で、夏の甲子園に2年連続で出場している社を相手に、公式戦で初先発。中盤まで3失点に抑えた。この日も「無失点に抑えたい」と誓っていた。槙野投手からは「後ろに俺がおるから頑張れ」と励まされた。
試合は大敗した。「相手打線が上だった。変化球も直球も、すべての精度を上げなければいけない」と振り返った。「槙野さん一人では、夏は甲子園に行けない。僕たちが夏までに成長しなければいけない」と力強く語った。(原野百々恵、森直由)
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