これは渡部選手が1日、自身のインスタグラムなどで発表しました。

この中で渡部選手は「水泳を始めて23年、生活の中心であった水泳を離れることにさみしさもありますが、競技者としては後悔がないのが本音です。これからのことは少しずつ考えているところですが、水泳に恩返しができるような活動をしていきたい」として、現役を引退することを表明しました。

渡部香生子選手 早くから世界で活躍

渡部選手は東京都出身の27歳。

平泳ぎを専門とし伸びのある滑らかで大きな泳ぎが持ち味で、15歳、高校1年生のときにロンドンオリンピックに出場し、18歳で出場した2015年の世界選手権では、200メートル平泳ぎで金メダル、200メートル個人メドレーで銀メダルを獲得するなど、早くから世界で活躍しました。

その後は、2016年のリオデジャネイロ大会、2021年の東京大会と、3大会連続でオリンピックに出場しました。

パリ大会も目指していましたが、ことし3月の代表選考の大会で、200メートル平泳ぎで2位に入ったものの設定された派遣標準記録を突破できず、4大会連続のオリンピックの切符を逃していました。

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