タッチプレー=中村真一郎撮影

 愛知県高校野球連盟は5月31日の記者会見で、6月29日に開幕する第106回全国高等学校野球選手権愛知大会の熱中症対策として、試合の前日夕方または当日午前5時までに「熱中症特別警戒アラート」が発令された場合は試合を順延することなどを発表した。今夏は平年より気温の上昇が予想されるため、熱中症対策に一層力を入れる。

 熱中症特別警戒アラートは、過去に例のない危険な暑さが予測される場合に国が発表するもので、今年4月に運用が始まった。県高野連は選手の安全を確保するため、同アラートが発令された場合には試合を順延することを決めた。

 また、暑さ対策として、例年は開幕日の午前9時から実施していた開会式を、開幕前日の午後4時からに変更。試合開始時間についても、選手が水分補給や体を冷やす「クーリングタイム」を十分に取るため、第1試合は午前8時45分▽第2試合は午前11時15分▽第3試合は午後3時に変更する。【荒木映美】

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