球団によりますと、生海選手はことし1月3日、球団施設で行っていた自主トレーニング中、打撃練習の打球が左の側頭部に当たりました。
生海選手は左のほお骨を骨折し、手術を受けたあと、脳しんとうのような症状が出てきたため、医療機関を受診したところ「左側頭葉脳挫傷」と診断されたということです。
球団はNPB=日本野球機構の見解や主治医の判断を踏まえ、31日公表したということです。
生海選手は現在、有酸素運動を中心にリハビリに取り組んでいて復帰にはけがをした1月から1年から1年半かかる見通しだということです。
生海選手は北九州市出身の23歳。
東北福祉大からドラフト3位で入団した2年目の外野手で、豪快なスイングが持ち味で、将来の主軸として期待され、昨シーズンは13試合に出場していました。
生海選手「これで終われないという気持ち」
生海選手は「診断を受け状況を聞いた時にはショックでしたが、家族からの“またプレーする姿を見たい”という言葉と、自身としてもこれで終われないという気持ちがあり、リハビリを決断しました。奥さんのお腹には子どももいますし、プロ野球選手として復帰して元気な姿を見せたいという思いもあります。長くつらいリハビリになることはわかっていますが、同じような状況にある人がいれば、その人たちに勇気を与えることもできるかもしれません。今は体調が万全な日ばかりではないですが気持ちは前向きです。球団やスタッフの皆さんに支えてもらいながら、これからリハビリに励みたいと思います」と球団を通じてコメントを発表しました。
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