パリオリンピックのフェンシング日本代表には団体のリザーブ選手を含め6種目18人が選ばれていて、31日は都内で行われた練習が報道陣に公開されました。

このうち、女子サーブルの個人で世界選手権を2連覇し、鮮やかな金髪がトレードマークの江村選手は、実践形式の練習で遠い間合いから一気に踏み込む得意のロングアタックや、後ろに下がりながらのカウンターなど、キレのある動きを見せていました。

今月のワールドカップでは個人戦で3位に入るなど調子を上げていて、オリンピック本番までミスを減らすことと、戦術の引き出しを増やすことをポイントに取り組むということです。

江村選手は「目標は個人と団体の金2つ。自分を信じて楽しんで悔いなく力を出し切りたい」と抱負を語りました。

また、オリンピック2連覇をねらう男子エペ団体のエース、加納虹輝選手は、スピードやフットワークの強化に力を入れてきたということで、一瞬のスピードで駆け抜けながら相手を突く得意技に磨きをかけていました。

加納選手は「フェンシング人生で最も調子がよく実力もある。個人・団体ともに金メダルを取りたい」と話していました。

フェンシングの日本代表は6月、クウェートで行われるアジア選手権に参加したあと、フランスに入るということです。

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