ジョシュ・ギブソン(AP=共同)
【ニューヨーク共同】米大リーグ機構(MLB)は29日、1920~48年に黒人リーグに所属した2300人以上の個人成績を公認し、MLBの記録に組み込むと発表した。これに伴って通算打率のトップは3割6分7厘のタイ・カッブから、黒人リーグで活躍した3割7分2厘のジョシュ・ギブソンに変更された。 ギブソンは通算の長打率や出塁率と長打率を足した「OPS」でもベーブ・ルースを上回り、歴代トップとなった。シーズン最高打率もギブソンが43年にマークした4割6分6厘が1位となったが、同リーグは試合数が少なく、イチローがマリナーズ時代の2004年に記録したシーズン最多262安打はトップで変わらなかった。 MLBは20年に黒人リーグをメジャーと同等であると認め、記録の統合方針を発表。公認の専門会社と記録を精査してきた。大リーグでは、1947年にジャッキー・ロビンソンが出場するまで黒人選手がプレーすることはかなわなかった。
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