3年ぶりに全仏オープンの女子シングルスで2回戦に進んだ大坂選手は29日、ポーランドのシフィオンテク選手と対戦しました。

去年7月に女の子を出産し、今シーズンからツアー大会に復帰している元世界1位の大坂選手と、現在、世界1位のシフィオンテク選手との対戦ということもあって試合は、ことしの夏に行われるパリオリンピックの会場のひとつ、ローランギャロスのセンターコートで行われました。

大坂選手は第1セットをタイブレークの末、6-7で落としたものの、第2セットはバックハンドの力強いショットや、時速180キロを超えるサーブを決めて第1ゲームから4ゲームを連取しました。

その後も主導権を渡さず、このセットを6-1で奪いセットカウント1対1で並びました。

さらに、最終の第3セットも第1ゲームから3ゲームを連取するなど大坂選手の勢いは止まらず、ゲームカウント5-3とリードして迎えた第9ゲームのサービスゲームでマッチポイントを握りました。

しかし、このポイントを逃してシフィオンテク選手にブレークを許すと、そこから相手の粘り強い攻めに苦しみ一気に押し切られて、このセットを5-7で落としセットカウント1対2で惜しくも敗れました。

試合時間2時間57分の熱戦で、大坂選手が一時、世界1位を追い詰めた試合展開にファンから「ナオミ」コールが起きるなど会場は大きな盛り上がりを見せました。

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