【ミラノ-ペルージャ】レフトからスパイクを打つ石川祐希選手(右端)=イタリアのミラノで2024年4月11日(セリエA提供)

 バレーボールのイタリア1部リーグ・セリエAのプレーオフ準決勝の第4戦は11日に行われ、石川祐希選手が所属するミラノ(レギュラーシーズン6位)はホームで今季コパ・イタリア優勝のペルージャ(2位)に1―3で逆転負けし、通算1勝3敗で決勝進出はならなかった。石川選手はチーム2番目の15得点を挙げたが及ばなかった。

 準決勝のもう1カードは14日の最終第5戦で、高橋藍選手擁するモンツァ(5位)が昨季王者のトレンティノ(1位)にフルセット勝ちし、通算3勝2敗で決勝に進んだ。

 ミラノは17日から始まる3位決定戦で、トレンティノと対戦する。

高橋藍のモンツァは決勝進出

【ミラノ-ペルージャ】ペルージャの高いブロックに対し、スパイクを打つ石川祐希選手(手前)=イタリアのミラノで2024年4月11日(セリエA提供)

 ミラノは第1セット、ポッロ選手(イタリア)の2連続サービスエースなどで先行すると、終始主導権を握り、25―18で先取した。

 シーソーゲームとなった第2セット、ミラノはカジースキ選手(ブルガリア)のサービスエースで24―23とセットポイントを握った。しかし、ペルージャのプロトニツキ選手(ウクライナ)のスパイクとサーブなどで3連続失点を許し、24―26で競り負けた。

 第3セット序盤は互角だったが、11―11からの5連続失点が響き、20―25で連取された。

 第4セットも13―13からスパイクを次々に拾われ、7連続失点し、18―25と圧倒された。

【ミラノ-ペルージャ】得点が決まり、集まって喜ぶ石川祐希選手(右端)らミラノの選手たち=イタリアのミラノで2024年4月11日(セリエA提供)

 要所でペルージャの堅守からの攻撃が光った。スパイク決定率はミラノの48%に対し、ペルージャは60%だった。

 石川選手は26本のスパイクを打ち、12本を決めたが、最後の第4セットは失点が2本、ブロックポイントが1本あった。

 トレンティノとの3位決定戦第1戦は17日午後8時半(日本時間18日午前3時半)、アウェーで行われる。3位決定戦も3戦先勝方式となる。【小林悠太】

石川選手の個人成績

プレーオフ準決勝第4戦

 15得点(スパイク12、サーブ1、ブロック2)▽スパイク決定率46%▽サーブレシーブ(A+Bパス)44%

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 バレーボール男子日本代表主将を務める石川選手が所属するイタリア1部リーグ・セリエAの最新情報を、原則として毎週月曜日にお届けします。

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