春季兵庫県高校野球大会の2回戦8試合が14日、明石トーカロ球場などであった。

 2年連続で夏の甲子園に出場し、夏の兵庫大会3連覇を狙う社(やしろ)は初戦で篠山産と対戦。エースの福田海晴投手(3年)が7イニングを被安打4、9三振を奪う好投で11―0と快勝した。

 「直球のキレが良くなかったけれど、0点に抑えることができたので70点です」と試合後に振り返った。

 昨年10月の秋の近畿大会では、1回戦で耐久(和歌山)に9イニングを投げて5点を失い、4―5と逆転負け。2年連続の選抜大会出場は逃した。

 その悔しさをバネに、この冬はウェートトレーニングに励み、体重を5キロ増やした。その効果で「球のキレや重さも変わった」。新たに複数の変化球も身につけたという。

 「次の試合でも打者を圧倒するような投球をして、0点に抑えたい」。

 昨年夏に甲子園のマウンドに立った経験もあるだけに、「この夏にもう一度甲子園のマウンドに戻って、日本一を目指します」と力強く語った。(森直由)

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