大相撲夏場所千秋楽の26日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋に所属する小結・大の里(23)=石川県出身=が初優勝し、同町の本郷ふれあいセンターのロビーで行われたパブリックビューイング(PV)では集まった約120人の町民らが歓喜の声を上げた。
開場予定の1時間前の午後3時ごろには早くも10人ほどが並び、当初50脚の予定だった椅子席は80脚まで増やされたが、それでも立ち見が出るほどの盛況に。大型スクリーンを固唾(かたず)をのんで見守り、その瞬間、大歓声と大きな拍手が湧いた。用意されたくす玉が割られて「祝優勝 大の里」と書かれた垂れ幕が現れると盛り上がりは最高潮に。会場の設営にあたった町の職員は「みんなが笑顔になれて本当に良かった」と興奮気味に話した。
大井川和彦知事は「二所ノ関部屋所属の大の里関が優勝を飾られたことは多くの県民に大きな誇りと喜びをもたらしてくれる。今後ますます活躍されることを強く期待します」との祝福コメントを出した。【松下英志】
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