【東京SG-横浜】後半、勝ち越しトライを決める東京SGの江見翔太=秩父宮ラグビー場で2024年5月25日、長澤凜太郎撮影

ラグビー・リーグワン・プレーオフ3位決定戦(25日、東京・秩父宮ラグビー場)

○東京サントリーサンゴリアス(東京SG)40―33横浜キヤノンイーグルス(横浜)●

 東京SGが終了間際の決勝トライで、昨季の3位決定戦で敗れた横浜にリベンジを果たした。

 フィジカル勝負で後手に回り、一時19点のリードを許したが、後半途中から追い風を利用したキックで流れを変えた。後半35分に追いつき、迎えた同40分。相手ミスのこぼれ球を拾った東京SGのWTB江見翔太が、約60メートルを独走して勝ち越しトライを挙げた。

 江見はこの4分前に交代で入ったばかりでワンプレーに懸ける集中力があった。「短い時間だったけれど、何か(チームに貢献する)プレーをしたいと思っていた。トライを取り切れて良かった」と胸を張った。

 昨季と同じくプレーオフ準決勝で敗れ、3位決定戦に回った。主将でフッカーの堀越康介は「望んでいたステージではなかったが、『(チームの)プライドを背負おう』と挑んだ」とこの一戦への思いを明かした。

 今季は順位を一つ上げてシーズンを締めくくった。FB松島幸太朗は「来季はまた生まれ変わって、優勝を目指していきたい」。歩みを着実に進めていく覚悟だ。【高野裕士】

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