始球式でストライクゾーンを大きく外し、苦笑いする知念覚・那覇市長=那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で2024年5月25日午前9時54分、比嘉洋撮影

 第95回都市対抗野球大会九州地区2次予選(日本野球連盟九州地区連盟、毎日新聞社主催)が25日、沖縄県で開幕し、知念覚・那覇市長(60)が沖縄セルラースタジアム那覇(那覇市)で始球式を務めた。

 右腕の知念市長はセットポジションからオーバースローで投球。ストライクゾーンを大きく外したが、ワンバウンドで捕手のミットに収めた。少年野球で遊撃手としてプレーした経験があり、始球式前にもキャッチボールをして入念に肩をつくってマウンドに上がったが、この日の投球内容は「(100点満点で)23点くらい」と苦笑いした。

 九州2次予選は、各地の1次予選を突破したチームと、前年本大会出場のHonda熊本(熊本県大津町)、西部ガス(福岡市)の計12チームが、7月に東京ドームで開かれる本大会出場の2枠をかけて対戦する。知念市長は「社会人野球は世相を反映している。コロナ(新型コロナウイルス禍)の時は各チームの活動が心配になったけれど、こうして元気にプレーできるようになってうれしい。野球の力で日本中に活力を与えてほしい」とエールを送った。【比嘉洋】

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