広島市の西飛行場跡地に全国大会に対応したスポーツ広場の整備が進められています。
来年3月のオープンに向けて工事が進む現場にカメラが入りました。

【野川キャスター】
「お…綺麗にこの辺り芝生も整えられて…これは広大なスペースですね」

広島市西区の西飛行場跡地に整備が進む多目的スポーツ広場、「広島観音新町運動広場」です。

【広島市 スポーツ振興課・渡部 友裕 主事】
「これまで広島市には小さなスポーツ広場はあったが、大きな大会を1か所で開催できる広場はなかったので、この広場をつくろうとなった」

【野川キャスター】
「ここをみるとバックネット裏かなと」

元々滑走路があったおよそ3・3ヘクタールの敷地に少年野球やソフトボール、サッカーができるグラウンドが整備される予定で、およそ2年前から造成工事が始まりました。

当初、2023年度中の完成を目指していましたが、G7広島サミットで臨時のヘリポートになったため1年遅れとなり運用開始は来年3月29日の予定です。
総事業費はおよそ19億円。
そのうちの6億円はカープ球団からの寄付が活用されています。

【野川キャスター】
「河口、その先は穏やかな海も広がっていて、まさに『川の街、水の街ひろしま』らしい風景が広がっています。そして、反対側こちらにいくと、だいぶ緑の防球ネットも整備が進んでいて姿かたち、くっきり見えるようになってきています」

21日からは人工芝グラウンドの下地となるアスファルトの敷設もスタート。

【広島市 スポーツ振興課・渡部 友裕 主事】
「土のグラウンドを比べて、人工芝を敷設したところは、水たまりができにくく、翌日でもグラウンドを使えるという利点があるので人工芝を張る」

また、グラウンドのすぐ横には…。

【野川キャスター】
「こちらはだいぶ大きな木がありますが」
【広島市 スポーツ振興課・渡部 友裕 主事】
「こちらは広島駅の南口に植わっていたものを持ってきた」

広島駅南口の再開発で駅ビルの2階に乗り入れる路面電車の新たな線路を敷くため、去年2月に「駅前通り」から撤去されたクスノキが移植されています。

【広島市 スポーツ振興課・渡部 友裕 主事】
「しっかりと活用させていただいて、みなさんの目に触れるところで見ていただけたらと思う」

駐車場は乗用車約150台、大型バス10台分を整備します。

【広島市 スポーツ振興課・渡部 友裕 主事】
「県内でも随一の広さをもつ人工芝を敷設した広場になるので、県大会以上の大会とかを開催できる広場になればと思っている」

利用料金も決まり、野球の場合「4面」とれますが、全てを使用する場合、大人の利用は、1時間6000円、少年野球など子どもが利用する場合は1時間3000円です。
また、練習などで一面のみ使いたい場合は、それぞれ全面料金の4分の1となります。
市は今後、命名権の取得希望者の募集もすることにしています。

<スタジオ>
なかなか公園で思うように遊べなかったり、木村さん、子どもたちがスポーツに触れ合う場所が減っているなんて声もありますが、こうしたところができると楽しみですよね。

【コメンテーター:木村文子さん】
(女子100mハードル元日本代表・エディオン女子陸上部アドバイサー)
「本当にそうですね。子どもたちが思いっきり体を動かすことができる場所でもありますし、『水はけが悪いと試合などが中止になる』そんな声も聞かれるので、人工芝というところにも期待したいです」

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