記念撮影に臨むバレーボール男子日本代表主将の石川祐希選手=東京都港区で2024年5月17日午後1時34分、新宮巳美撮影

 バレーボール男子日本代表主将の石川祐希選手(28)は17日、イタリア1部リーグのセリエA王者・ペルージャへの移籍記者会見を東京都内で開き「大きなステップアップ。目標である世界一のプレーヤーになれるチャンスが目の前にある状態なので、そこを勝ち取る」と力強く語った。

 前所属のミラノを2年連続で4強(2023~24年シーズンは3位)に導いた実績を評価され、ペルージャでもエースとしての活躍が期待されている。背番号はミラノや日本代表でおなじみの「14」。以前から目標に掲げていたトップクラブへの移籍を果たした石川選手は「今までの積み重ねがあり、このチャンスが来た。自信を持ち、満を持して行ける」と喜んだ。

記者会見で質問に答えるバレーボール男子日本代表主将の石川祐希選手=東京都港区で2024年5月17日午後1時、新宮巳美撮影

 日本のSVリーグからもオファーがあり、検討したというが、「セリエAで優勝してMVP(最優秀選手)を取るという目標を貫き通したい。イタリアでトップ選手たちと練習や試合をしていくことが楽しい」と、ペルージャで頂点を目指すことを決めた。

 セリエAのシーズンは、パリ・オリンピック後の今年秋から約半年間となる。「昨季、ペルージャはすべてのタイトルを獲得しているので、優勝のみを目指して戦う。優勝メンバーとのスタメン争いも楽しみ」と笑顔で意気込んだ。【小林悠太】

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