貴景勝は先場所、もともと痛めていた首のけがなどのため途中休場し、4月の巡業もすべて休んだうえで夏場所に向けてけがの状態を考慮しながら調整を続けてきました。

しかし、夏場所初日の12日、平幕の平戸海を相手に持ち味の突き押しを出せずに「押し出し」で敗れ、黒星を喫していました。

師匠の常盤山親方によりますと、13日朝、貴景勝から「首の調子がよくないので休場したい」と申し出があったということです。

このため、日本相撲協会に届け出て、貴景勝は2日目の13日から休場することになりました。

貴景勝の休場はことしの初場所以降、3場所連続13回目で、13日に対戦する予定だった平幕の豪ノ山は不戦勝となります。

貴景勝は再出場しなければ、次の名古屋場所では負け越せば大関から陥落する角番となりますが、常盤山親方は「名古屋場所がいい方向に向かうようにしっかり休もうと話をした。再出場はしない」と話していました。

大関以上の力士が同日に2人不戦敗は平成29年以来

大関以上の力士が同じ日に2人、不戦敗となるのは、平成29年名古屋場所の6日目に横綱・稀勢の里と当時は大関だった照ノ富士以来です。

また、不戦勝制度が確立された昭和3年以降では8例目となります。

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