個人総合で争われる体操の全日本選手権は大会3日目の13日、群馬県高崎市で女子の決勝が行われました。

パリ大会の女子の日本代表は5人で、全日本選手権の予選と決勝の合計得点を持ち点に争う、5月のNHK杯で選ばれます。

11日の予選でトップだった宮田選手は、1種目目の跳馬で高難度の「ユルチェンコ2回ひねり」を高さのある跳躍で着地までほぼ完璧に決め、14.333とこの種目首位に立ち、好スタートを切りました。

力を入れてきたという2種目目の段違い平行棒は安定感のある演技を見せ、予選よりも高い13.700をマークしました。

そして、最後の種目のゆかでも持ち味の表現力を生かした演技で13.166と4種目を大きなミスなく終え、宮田選手は、予選と決勝の合計で109.798をマークし、2位に2点以上の大差をつけて初優勝を果たしました。

2位は16歳の岸里奈選手で、去年の世界選手権の個人総合で日本勢トップの11位に入り、13日は得意のゆかでH難度の大技「シリバス」を決めるなど、得点を伸ばして合計107.463でした。

3位は去年の世界ジュニア選手権で個人総合を制した15歳の中村遥香選手で、得意の平均台で難度の高い技を次々と決めて14.100の高得点をマークし合計107.131でした。

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