7月の開幕まで2カ月あまり。パリ・オリンピックの聖火がギリシャからフランスに到着し、9日、聖火リレーがスタートしました。

【森元愛記者リポート】「聖火ランナーが近づいてきました。周囲からは、大きな拍手が送られています」

いよいよ始まったパリ・オリンピックの聖火リレー。ランナーを応援するためたくさんの人が詰めかけました。

聖火がフランスに到着したのは8日。

【森元愛記者リポート】「聖火を載せた『ベレム号』が、今、目の前を通過します。たくさんの船が周りを囲んでいて、到着を歓迎しています」

全長約60メートルの帆船「ベレム号」。4月27日に聖火を載せ、ギリシャを出発しました。時には波に揺られながらも、地中海を10日あまり航行し、フランス南部のマルセイユに到着しました。

【聖火を見に来た観客】「オリンピックはいつも耳にしていたし、競技も注目していたけど、テレビの向こうの世界でした。地元でこんな感動を味わえるなんて!」

【森元愛記者リポート】「今、聖火が船から運び出されています。たくさんの人の歓声があがる中、フランスではオリンピックムードが高まってきました」

船から降ろされた聖火が披露されると、集まった約15万人の観客の盛り上がりも最高潮に。

【聖火を見に来た観客】「オリンピックは、みんなを結びつけてくる。連帯を感じられる瞬間でなければなりません」

そして、日本時間の9日午後3時半ごろ、約1万人のランナーによる聖火リレーがフランス国内で始まりました。

9日はマルセイユにゆかりのあるサッカー選手などの個人やグループ、約200人が走ります。

今後は、100歳を超えるランナーやスポーツ選手たちがフランス本土や太平洋・大西洋などにあるフランスの領土1万7000キロをつなぎ、7月26日の開会式で聖火台に灯されます。

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