北京冬季五輪フィギュアスケート男子で銅メダルを獲得した宇野昌磨=2022年2月、北京(共同)
フィギュアスケート男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)が9日に現役引退を発表したことを受け、5歳から21歳まで指導した山田満知子コーチが名古屋市内で取材に応じ、高い表現力を持つ教え子の今後について「何かを演じるショーマンが合っている。新しい宇野昌磨を見せてほしい」と期待した。 リンクに通い出した頃は「親にしかられてよく泣いていた、かわいい子」と述懐し「まさか4回転をばんばん跳ぶ時代に戦える選手になるとは」と感慨深げに話した。 山田コーチのアシスタントだった樋口美穂子コーチは、宇野が競技を始めてから2018~19年シーズンまでほぼ全ての振り付けを担当。「私にとって特別な選手。よく頑張った。一緒に成長させてもらった。ありがとうと言いたい」とねぎらった。 宇野は19年6月に両コーチの下を離れたが、樋口氏は成長していく姿を注視してきたという。「いい表情で演技しているのを見てうれしかった」と語った。プロスケーターとしての活躍に期待を寄せつつ「たまには名古屋のリンクで後輩に指導してほしい」と願った。
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