現役引退の記者会見で花束を手にする競輪の神山雄一郎=24日、東京都港区

 競輪のG1レースで史上最多の16度の優勝を果たすなど、第一人者として活躍した神山雄一郎(56)=栃木=が24日、東京都内で会見し、現役引退を表明した。  神山は「6月の函館での失格が一つの引き金になったかな」と話し、「正直やれることなら一生上位で戦い続けていたい」と言葉を詰まらせながら心境を述べた。1988年にデビューし、89年からS級に昇格していたが、来年1月からA級への降格が決まっていた。  93年のオールスターでG1初優勝。印象に残るレースを問われ「初めて取った特別競輪(G2以上)が宇都宮のオールスターだったので、一番心に残っているかもしれない」と思い起こした。

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