プロ野球・ソフトバンク

○ソフトバンク2―1日本ハム●(7日・みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクのエース右腕・有原航平は、プロ通算1000投球回達成の記念日となったマウンドで、チームへ勝利を届けるために腕を振り続けた。

 初回こそ味方の失策も絡んで先制点を許したが、その後は試合を組み立てた。この日はドームの屋根が開く特殊な日で、投手にとっては風などの影響が生じるため、通常よりも変化球などの配球で注意が必要だ。そうした中、有原はコーナーを突く丁寧な投球と、テンポの良い投球を心掛け、相手を次々と打ち取っていった。

 倉野信次投手コーチは「無駄な球が少なくてゾーンで勝負できるため計算ができる投手で他の選手のお手本にもなる」と信頼を寄せる。ここ3試合は最低でも八回までを投げきり、いずれもチームに勝利を呼び込んでいる。

 有原は「(チームが)信頼して送り出してくれていると思うのでそれに応えたい一心です。チームのために1イニングでも1球でも多く投げたいと思っている」。リーグ優勝に向けてこの先も腕を振る。【林大樹】

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