選手宣誓する織田信成(中央)=東和薬品ラクタブドームで2024年12月19日、吉田航太撮影

 フィギュアスケートの全日本選手権の開会式が19日、会場の東和薬品ラクタブドーム(大阪府門真市)で行われ、出場選手たちがスーツ姿で参加した。2010年バンクーバー冬季オリンピック代表で、今シーズン限りで競技から退く意向を示している織田信成選手(大阪スケート倶楽部)が選手宣誓を務めた。

 織田選手は宣誓で「私たち選手一同はスポーツマンシップにのっとり、正々堂々と競技することを誓い、日ごろから応援してくださる方々や会場に足を運んでくださる方々への感謝を忘れず、また、環境や年齢を言い訳にせずに、全身全霊で競技に挑むことをここに誓います」と決意表明した。

 織田選手にとって今大会は11年ぶりの出場で、集大成となる。「全日本(選手権)は今回が最後になりますが、最後だからこそ全身全霊で臨みたい。結果がどうであれ、最高の笑顔で終われる大会にしたい」と開会式に先立って行われた公式練習後に意気込みを語っていた。

 大会は20日から3日間の日程で行われ、25年3月の世界選手権(米国)代表の最終選考会を兼ねている。【深野麟之介】

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