パリオリンピックで1972年のミュンヘン大会以来、52年ぶりのメダル獲得を目指すバレーボル男子の日本代表は今月から来月にかけて行われる国際大会『ネーションズリーグ』を経てパリに臨みます。

チームは7日、都内で本格的に始動し、はじめにフィリップ・ブラン監督や選手などが出席して記者会見が行われました。

この中で、世界最高峰のイタリア1部リーグで活躍し、キャプテンを務める石川選手は「今シーズンはパリが一番の目標だ。そこでメダルを取るためにすべてをかけて臨む」と意気込みを話しました。

また、同じくイタリアでプレーする中心選手の1人、高橋藍選手は「まずはネーションズリーグで去年の銅メダル以上の成績を残し、パリオリンピックではメダル獲得を目標に全力を出したい」と力強く話しました。

チームは9日からオランダで合宿を行ったあと、今月21日からブラジルで始まるネーションズリーグに備えます。

イタリアから帰国してまもない石川選手と高橋選手は、日本に残って調整を続けて今月31日にチームに合流し、ネーションズリーグには来月4日から北九州市で行われる試合から参加するということです。

ブラン監督は「すべてはパリオリンピックで新たな歴史を作るためにチームとしてしっかり準備をしたい。オリンピックのメンバーはネーションズリーグでのパフォーマンスなどを見て決めたい」と話していました。

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